Crosstalk
キャリア座談会

東急不動産リート・マネジメント(以下TRM)と東急不動産キャピタル・マネジメント(以下TLCM)。
この座談会では各社で働く社員4名に、それぞれの仕事のやりがいや社風、
さらには二社で働くことのできる強みについて語ってもらいました。

Cross Talk Member

H.N
東急不動産キャピタル・マネジメント
資産運用部
2014年入社
N.S
東急不動産リート・マネジメント
資産運用部
2017年入社
S.D
東急不動産・キャピタルマネジメント
経営管理部
2020年入社
M.T
東急不動産リート・マネジメント
資産運用部
2016年入社
Session01
それぞれの仕事と、やりがいについて
N.S
H.NさんはTRMを経た上で現在はTLCMにいらっしゃいますが、どんなお仕事をされているんですか?
H.N
入社当時はTRMの資産運用部で、投資家のためにどう分配金を上げていくかを追求していました。2019年からはTLCMの資産運用部に異動して、私募ファンドの期中運用を担当しています。TLCMに異動してからは私募ファンドの特性上、TRMの頃より投資家との距離が近く、そうした方々の考えや想いをより深く理解できるようになったので、異動して良かったと実感していますね。M.Tさんとは元々同じ部署でしたよね。今はどんな仕事をされていますか?
M.T
懐かしいですね。今は以前と同じくTRMの資産運用部で、商業施設やオフィスビルの運用を行っています。具体的には、商業施設の区画に入ってもらうテナントとの契約や、ビルの修繕計画の施策などですね。様々な協力会社様などと連携をとりながら運用計画を進め、結果賃料が何千万もするようなテナントをバシッと決めることができると、大きな達成感があります。N.Sさんは何をされているんですか?
N.S
私は現在、TRMの資産運用部で、主に賃貸住宅に関する運用業務を担当しています。具体的には、H.NさんやM.Tさんと同じように、投資家にどうお金を分配するかを考える運用政策や分配戦略などですね。仕事をする中で、H.Nさんがおっしゃったような「投資家の考えを理解していく」ことは本当に勉強になりますし、それがやりがいにも繋がっています。加えて、同じTRMの職場内には、証券や建築工事など、異なるキャリアを歩んできた方々が多くいます。そうした方々と一緒に仕事ができると話が広がりますし、おもしろいなと思いますね。S.Dさんはどんな仕事をされているんですか?
S.D
現在は経営管理部にて、会社として起こり得るリスクを回避するための計画策定や、テレワークに伴うルール変更などの社内規程整備を主に行っています。まだ入社して1年未満なので、色々とわからない部分もたくさんありますが…。
M.T
そうだったんですね。
S.D
そうなんです。以前は行政機関で働いていたので業界も異なりますし。しかしながら、配属された経営管理部において、官庁や金融庁に書類を提出するための法令を勉強することで、金融商品取引業者としての専門知識を身につけることができる上に会社の業務全体の流れもわかるため、この環境は非常にありがたいなと感じています。
Session02
二社だから生まれる、一つの強み
M.T
H.NさんはTRMとTLCMどちらも経験されていますが、二社について、それぞれ感じることなどありますか?
H.N
ここ最近で感じたのは、テレワークに対する取り組みの速さです。あの時は本当に、テレワークができる環境を即座に会社側で用意していただけたので、大変助かりました。TRMも同じタイミングでテレワークがはじまったと聞いていましたので、二社とも動きが速かったと思います。また、フロアの雰囲気としては、TLCMの方が全体的に少し静かな印象がありますね。
S.D
そうなんですね。私はそんなTLCMの落ち着いた雰囲気が好きです。テレワークがはじまった際は、経営管理部の部長がリスク等を素早く検討した上で、すぐにモニターなどを購入し、導入してくださったと伺いました。TLCMもTRMも普段からこうした積極的な取り組みをされていると聞くことが多いので、管理部門の方がそういったスタイルですと、私たちも新しいことに挑戦しやすいですよね。
N.S
本当にそうですね。どちらの会社も経営陣の方々が積極的に動いてくださるのは、ありがたい環境だと思います。また、フロアの雰囲気はそれぞれで少し違うのかもしれないですね。TRMは比較的賑やかだと感じることが多いです。
M.T
もしかするとそれは、TLCMに比べてTRMの人数が多いことに由来しているのかもしれません。加えて、TRMには協調性のある方が多いですよね。公募・私募REITという制約の多い仕事の中で、全員で「分配金の最大化」という同じ目的に向かって進んでいくことも関係しているかと思います。
H.N
それはTLCMも同じですね。TLCMが扱うのは私募ファンドですが、「投資家の利益最大化」という目的は同じなので、TRMもTLCMも組織全体としての連携力は強いと思います。また、私は性格上、一つのことより色々なことに興味を持っていたいんですよね。そうした点から、違う仕事に興味を持った際に二社の間で異動できるというのは、大きな強みだと感じています。他社の場合、いくらグループ会社内に公募・私募REIT、私募ファンド、それぞれの企業があると言っても、別の会社であれば結局は転職になるので、人も違うし、会社の仕組みも違うからリスクが大きい。一方で、TRMとTLCMはフロアも隣ですし、兄弟会社としてお互いなんとなく理解はしているので、この点からも異動しやすかったと思います。
N.S
確かに、長い目で見ると様々な部署を経験しておきたいですよね。そうした中で、異動したいと希望を出せば二社で検討してもらえる環境というのは、ありがたいと感じています。
M.T
本当にそうですね。将来の可能性を広げることができるのは、今後のキャリアを積む上でありがたいですよね。転職しか術がないのではなく、異動で違うキャリアを積めるというのは、当社ならではの強みだと思います。
Session03
それぞれの目標、そして未来に向けて
S.D
私はまだ入社したばかりで、自分に何が向いているのかわからないところはあるのですが、働く中でたくさんの選択肢があるというのはいいですね。まずは目の前の仕事に真剣に取り組みながら、いずれは色々と経験をさせてもらいつつ、自分の居場所を決めてきたいと考えています。みなさんはこの先の目標などありますか?
M.T
私は今年マネージャーに昇格したので、今まで以上に後輩の育成に取り組んでいきたいですね。誰かに教えることは業務を見つめ直すきっかけにもなるため、自身の勉強にも繋がると考えています。N.Sさんはどうですか?
N.S
私は、資産運用に関するジェネラリストを目指していきたいと考えています。不動産の魅力は、建築や工事、金融商品としての側面など、多くの切り口があることだと思っていて、どの側面からでも携われるといいなと思うんですよね。そのため、様々な不動産の知識を身につけたジェネラリストでありたいと考えています。H.Nさんは目標などありますか?
H.N
社会人になった時から、一つのことを究めてご飯を食べていけるようにはなりたいと考えていました。そのため、不動産金融の仕組みは全部理解した上で、それを自らの手でつくれるようになれたらいいですよね。そういう意味では、N.Sさんと近いかもしれない。当社であれば、挙げた声に対するチャンスはきちんとくれるので、少しでも理想に近づけるように、自分の知識を広げるための挑戦は続けていきたいと考えています。
S.D
素晴らしいですね。私もみなさんに続けるように努力していきたいと思います。また、二社としては今後どのように成長していけたら良いと考えていますか?
H.N
やはりまずは、ノウハウの平準化だと思いますね。“TRMには契約書の雛形があるのに、TLCMにはない”といった業務の差から、属人化してしまっている部分もあるので、もっとローテーションを積極的にするべきだと考えています。
N.S
同感ですね。ずっと同じ仕事をしている方がいると非常に頼りにはなる一方で、どうしてもそこに業務が集中しがちになり、新しい人と差がついてしまうことも懸念されます。全体的なボトムアップを図るためにも、異動などはあってもいいのかもしれませんね。
M.T
私は今日のみなさんのお話を聞いて、改めてTRMもTLCMも、新しいことに積極的に挑戦している会社だと思いました。働く中で、社員の声を本当によく聞いてくれる会社だと実感しているので、今後もそういった取り組みを続けていただけたら嬉しいですね。
S.D
いいですね。私は新しい課題が出てきた際に、二社間で積極的に情報交換をしながら仕事を進めていけたらと考えています。オフィスもせっかく隣にあるのですから、二社の繋がりをもっと活かしつつ、お互いのメリットを享受し合い、ともに歩んでいければと思います。

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