Crosstalk
キャリア座談会

東急不動産リート・マネジメントと東急不動産キャピタル・マネジメントには、
金融業界やPM業界から新たな領域へと踏み出した、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっています。
各社で働く4名の会話から、仕事のやりがい、若手たちが活躍する社風、今後のありかたについて見ていきましょう。

Cross Talk Member

Y.T
東急不動産リート・マネジメント
アクティビア運用本部 資産運用部
サブマネージャー
2023年入社 社会学部 社会学科卒
M.I
東急不動産キャピタル・マネジメント
投資開発部 マネージャー
2023年入社 政治経済学部
国際政治経済学科卒
K.T
東急不動産リート・マネジメント
コンフォリア運用本部 資産運用部
サブマネージャー
2023年入社 商学部 商学科卒
M.S
東急不動産キャピタル・マネジメント
資産運用部 サブマネージャー
2022年入社 経済学部 国際経済学科卒
Session01
銀行ともPMとも違う、
アセットマネジメントの人生
Y.T
前職は銀行に勤めていたのですが、不動産会社に出向する機会があり、リートビジネスや仲介業務に触れ、そこで「不動産は条件が全く同じ物件がなく、それぞれ特色がある」という面白みを感じたことが、当社に入社するきっかけになったと思います。その中で当社を選んだのは、幅広いアセットやファンドに携わる面白みがあると感じたからでした。
K.T
私もY. Tさんと同じく銀行に就職したのですが、段々と不動産の面白みに惹かれていきましたね。そうして銀行からPM業界へ移り、次いでAM業界の当社へと転職をしてきました。PMからAMへの転職は下流工程から上流へのステップアップともいえますが、自分の裁量権を大きくして、判断を下せる自由と責任を感じてみたかったのです。
M.I
やはり当社には銀行やPM業界からの転職者が多いですね。私の場合は、信託銀行で不動産の仲介をしていました。その一環としてAM会社の方に不動産売買の提案をすることもあったのですが、自分で物件を検証し、取得する当事者になりたいと思って、転職を決意しました。また、結婚や出産などのライフイベントを見越して、在宅勤務やフレックス制度が充実したところで働きたいと思ったのも、当社を選んだ理由のひとつです。面接の後に先輩社員と話す機会を作ってくれて、相談をしたことを覚えています。
K.T
私もそうした面談の場で相談できたのが大きかったですね。ちょうどその当時は結婚したばかりだったので、「皆さんはどうしていますか」と質問をすると「うちには在宅もあるし、フレックスもみんな取っているよ。ママ・パパがたくさんいるからね」とフランクに教えてもらえたことが安心感につながりました。
M.S
たしかに、自分のライフプランと合うのかどうかも大切ですよね。私は個人投資家向けの不動産仲介業者にいたのですが、地主や大家の方に居住用物件を提案するだけでなく、もっと金融的な側面から不動産を見たり、携わるアセットやお客様の領域を広げたいと考えて転職を決めました。面接では私のそうした「キャリアビジョン」を聞かれて、自分の希望に合うポジションに配置しようという心づかいを感じました。
Session02
さまざまな策を講じて、
投資家利益を最大化する。
Y.T
私の所属するアクティビアは、オフィスと商業施設等を投資対象とした公募リートであり、私はオフィスの運用を担当しています。主な業務内容としては予算の策定や進捗管理、各種工事の検討等です。
K.T
東急不動産リート・マネジメントには、Y. Tさんのいる「アクティビア」と私募リートの「ブローディア」、そして私が所属する「コンフォリア」の3つがありますよね。その中でもコンフォリアは主に住宅の運用を担っており、私はリーシング関連の業務の取りまとめをしています。
M.I
お二人とは違って、私は東急不動産キャピタル・マネジメントの投資開発部で、「アクイジション=不動産の取得」の業務を担当しています。取り扱うアセットには、住居・オフィス・ホテルなどさまざまな種類があり、投資家の方だけでなく、売主の方の要望も踏まえて購入を行う必要があるため、多くの人をいかに巻きこんでいけるかが重要なポイントです。
M.S
私もM. Iさんと同じくキャピタル・マネジメントに所属しており、投資開発部が取得した住居物件の運用を行っています。具体的には年間予算の策定から予算に基づく募集条件設定、修繕工事の手配や月次NCF管理などになりますが、運用物件の稼働率維持と賃料アップに向けた価値向上策の立案及び実行、修繕工事などにおいては内容精査により支出を削減し、その成果として投資家への還元増が実現できたときにやりがいを感じます。
K.T
私もそうした「予想とハマる」ことにやりがいを感じますね。リーシングの賃料設定には、完全な正解はないともいえます。なぜなら、周囲の物件状況、季節の違い、引っ越し需要などによって常に数値が変化し、もし上手く予測できたとしても、かならず想定通りの稼働率を達成できるわけではありません。そうした手探りな部分が多いからこそ、自分の目論見通りに賃料設定が成約に結びついたときには大きな達成感があります。
Y.T
私もお二人と同じように、予想がぴったりとハマった瞬間が最もやりがいを感じます。運用ではなくアクイジションをされているM. Iさんは、それとはまた違うやりがいがあるのでしょうか?
M.I
そうですね、私たちは皆さんが運用しやすくなるように、物件を検証したり調整を行うポジションにあります。自分の経験や周囲の方の意見などをもとに検証をしていく中で、以前と似たケースと遭遇し、過去の知識を活かせたときに、自分が成長できたんだというやりがいを感じます。
Session03
密でフランクな会話が、
難題を解くカギになる。
M.I
リート・マネジメントとキャピタル・マネジメントの二社に共通していえることですが、自分の頭で考えて行動できる方が多いと感じます。さらに、お互いにノウハウを共有しながら働いているので、皆さんがいうように「正解がない世界」であっても、活発に意見交換をしながら答えに近づけているのだと思います。
M.S
たしかにそうですね。社員同士のコミュニケーションが取りやすく、会議室までいかなくても、共有のオープンスペースで気軽に会話している姿をよく見かけます。キャピタル・マネジメントは座席が決まっていますが、リート・マネジメントはフリーアドレスだったはずですよね?
K.T
おっしゃる通りです。その日に打合せがあるのなら、会議室をつかわなくてもお互いに近くで仕事をしていれば、すぐに話を詰めていける環境があります。
Y.T
話しやすい方が多いのも、会話のしやすさにつながっていますね。とても風通しが良いと思いますし、対面もチャットも併用することで、頻繁な連絡と密な連携が取れていると感じます。トップダウンの指示で動くのではなく、自分の意見を発信していけるのもいいところですね。
M.I
トップダウンでないからこそ、自分で考える方が多いのかもしれませんね。一方で社内の変化として、近年はESGにも取り組むようになりました。環境認証を得ていない物件は、そもそも投資対象に選ばれないケースも増えてきています。
K.T
そのために、全社にも、そしてコンフォリアなどの運用法人ごとにも、ESGの専任担当が配置されるようになりました。私たちの部署はシェア型電動キックボードの事業者と包括提携契約を結んだのですが、住居物件に設置することが実際の賃料に影響するほどです。
M.S
当社の母体である東急不動産も「WE ARE GREEN」のビジョンを掲げています。私の担当する運用物件においては、電気などのエネルギー省力化のための共用部LED化工事や再配達を削減する置き配サービスの導入、シェア型電動キックボードの設置場所提供等を推進し、不動産を通じた社会課題解決に取り組んでいます。
Session04
走り続けるために、
私たちは話し合う。
Y.T
私は「リート運用の何でも屋」を目指したいと思っています。工事やテナント交渉などを幅広くカバーできるように知識蓄積・さまざまな経験を積んでいきたいですね。
K.T
私も少し似ていて、現在の部署の中でさらに研鑽を積んで、分からないことをなくせるまでになりたいです。銀行員からPMになり、そしてAMと6年近くが経過しましたが、まだ覚えるべきことがあります。資産の運用についてのスペシャリストを目指していければと思います。
M.I
私はお二人とは違って、アクイジションに関する知見だけでなく、不動産運用も経験し、PMの方との関わりも通して不動産全体の知見を増やしていきたいです。そうすることで、より全体を俯瞰した目でのアクイジションが可能になるはずですから。
M.S
いいですね、皆さんそれぞれの目指す場所があって。私は今後、準基幹職としての能力を発揮することを望みます。専門知識を増やすに留まらず、部下たちの教育、フォロー、管理をする力を磨いていきたいです。また私が思うに、組織とは個人の集合体ではないでしょうか。今のような活発に会話ができる環境によって、組織としての力も高めていきたいですね。
K.T
私もそう思います。当社は、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まる場所ですから、お互いに積極的に交わり、ノウハウを共有していくことで、マルチアセットに対するさまざまな要望にも応えられる組織になるはずです。
Y.T
さまざまな分野の方々にたくさん集まってもらって、集合知としての強みを持つことができれば、今後も運用会社として発展できそうですね。
M.I
そうですね。不動産運用は答えがないからこそ、さまざまな知識と経験をもとに「限りなく答えに近いところ」に持っていくことが欠かせません。お互いに話し合って、知識や情報を共有できるのなら、当社はこれからも不動産AM業界のトップランナーでいられるはずです。

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