明確化すれば、
未知なる不安は
可能性になる。

T.E
東急不動産キャピタル・マネジメント
資産運用部 マネージャー
2019年入社 法律学科卒

Profile

前職では、総合ディベロッパーとして、土地の購入・設計・建設・営業・運用・売却までを自社内で完結できる会社にPM・BMとして勤務していた。PM・BM業務を通じて、物件だけではなく金融の視点も持ち合わせたAMの仕事に惹かれるようになり、AM未経験の人にも門戸が開かれた東急不動産キャピタル・マネジメントに入社を決めた。

01
私募ファンドの
3つのコミュニケーション

資産運用部は、主に会計部門を担当するチームと、ファンドを運用するチームの2つに大きく分けることができます。その中で私は運用側に所属しており、期中の運用業務から、運用期間が終了する際の売却・延長なども担当。基本的なアセットとしてはオフィスを扱うことが多いのですが、その他にも物流倉庫などに携わることもあります。チーム内には賃貸レジデンスを扱うメンバーもいます。こうしたさまざまのアセットに対して、私は私募ファンドの領域でマネージャーを担っています。この領域では、投資家だけでなく銀行などのレンダーから融資を受けて運用をすることも少なくありません。さらには、業務の中で実際に物件の管理・運用を依頼しているPMの方との対話も発生するため、「投資家」「レンダー」「PM」の三者で異なるコミュニケーションを行いながら、複数案件を同時に進めていく難しさを感じています。案件の締め切りが重なることもあり、特に年末と3月末は繁忙期だといえるでしょう。さらにそこに、売却活動が加わってくることもあります。それも踏まえて、業務の全体像を把握し、しっかりと期日から逆算して業務スケジュールを設定しておかなければなりません。特に私は、契約書の作成や売買交渉など、相手先とのキャッチボールが発生するものについては、できる限り迅速に対応し、自分のところで業務が止まってしまわないように気をつけています。

02
育児のための、
復帰のための明確化

当社は現在、全社的に産休育休の取得を推進しており、女性だけでなく男性にも積極的に取得することを勧めています。私も直近で2ヵ月の育児休暇を取得し、妻と一緒に子育てに励みました。育休へ移行する際や、復職するタイミングのスムーズさが印象に残っています。上司が二児の母だったこともあり、私が育休を取得することを伝えると強く背中を押してくださり、「ここまで片付けて、ここから引き継ぎましょう」と一緒になって明確に決めてくれました。また、2ヵ月間の間は仕事の情報がまったく入らない環境だったのですが、復帰をするために会社を訪れると、「復帰ミーティング」として休みの間の状況と、今後やるべきことは何で、どのタイミングでパスを受け取ればよいのかを明確にしてもらい、自分で作成しておいた業務リストとも照らし合わすことができたため、問題なく復帰できました。さらに、復帰した後もフレックスタイムや在宅勤務を利用した柔軟な働き方が実現できています。朝起きてから、その日の妻や子どもの体調に応じて働き方を調節できるので、家族のスケジュールに合わせて、働き方を決めることが可能です。こうした、上司や会社による支援がなければ、育児生活は成立しなかったのではないかとさえ思うほどです。

03
先輩と歩んだ先で、
新たなアセットの可能性へ

当初私は、AMの世界に飛び込むことに不安を感じていましたが、今ではそれも解消されています。OJTを通じて、年齢の近い先輩と親しみを持って学び続けるうちに専門用語や手順なども身に付きました。また、先輩たちの多くも他業種からの転職者であったため、私の不安に共感してくれたことを覚えています。そうして今では、マネージャーを務めるまでになり、新規配属者に教える立場となりました。私たちの仕事は、投資家・レンダーなどの複数の関係者の協力によって成り立つ事業です。だからこそ、ステークホルダーに納得してもらえるように、取引市況・金融市況等のさまざまな情報を集める力、それらをひとつにまとめる集約力、そしてそれらをもとに納得してもらう交渉力を高めてほしいと新規配属者には伝えています。これらの力を持った上で、さまざまなアセットに携われることが当社の大きな魅力です。種類が豊富なだけでなく、親会社が東急不動産であることから、規模の大きな案件に取り組めることも仕事の面白みにつながります。大型のオフィスや、最先端の設備が整えられた物流倉庫など、一般的な運用会社では携われないものも少なくありません。また今後、データセンターやヘルスケア施設など、新たなアセットが加わってくることでしょう。そうした選択肢の広さが、投資家にとっても、入社をする皆さんにとっても、新たな可能性を広げるものとなるはずです。

1 DAY Schedule
〜1日のスケジュール〜
09:30
出社 メールやTODOリストの確認。
10:00
社内打合せ 担当している物件売却活動状況の報告及び今後の活動方針について打合せ実施
12:00
ランチ 会社周辺のお店で同僚と一緒にご飯を楽しむ
14:00
社外打合せ 投資家に対し、担当ファンドの運用報告を行う
16:00
資料作成 投資家との打合せ時に依頼された資料の作成を行う
18:00
終業